| だいぶ楽チンらしい |
ペースメーカーは恐くない? |
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☆最初は恐かったけれど
見た目、わからないねぇ |
| 前回のこのエッセイで、母親がペースメーカーをつけるために入院した病室の話をしたが、「ペースメーカー」というものに、最初は本人も私もだいぶ抵抗があった。 身体の中に異物を入れて、あろうことか心臓に刺激を与えるわけで、そんな大切な場所にそんな大それたことをするなんて、とても恐い。 そんなことは、やらなくて良いならやりたくない。先生にそう言ったら「私だってそうですよ。やらないで済むならそうしたいです。」と言われてしまった。と言うことは、「やらないで済む状況は過ぎている 」ということだ。 それでも母親は「やらないで済むなら・・・。」そう思って、「やった方が良いですよ。私は勧めましたからね。」という先生の言葉を頭の隅に置きながらも、何とかズルズル治療を先延ばしした。が、何回か「ふっ」と一瞬意識が無くなって座り込む事が続いたので、「いい加減やらなきゃダメ!」という通告を受けた。 母親も、ここまでくると「やった方がいいならやろう。」と腹をくくって入院したわけだ。 治療の前に、先生達から(入院すると、一人の患者に3人くらいの先生がつく)治療についての説明が行われた。 先生は、絵を描きながら、素人でもできるだけ分かりやすいように話してくれた。その説明によると、うちの母親の場合、3種類の心臓の症状があり、1種類については薬で治療し、残りの2種類についてはこの入院で治療を行うという。その一つが「ペースメーカー」を埋め込むというものだ。 「ペースメーカー」については、色々な疑問や不安が頭に浮かぶ。例えば「ずっと身体の中に入れて錆びないのかしら?」とか「途中で壊れないのかしら?」とか「動作不良起こしたりしないのかしら?」とか「何回も交換する必要があるのかしら?」とか・・・。 一番気になったのは「動作不良起こしたりしないのかしら?」ということだった。 せっかく入れたのに、途中で変な動きをされて心臓の動きがおかしくなっては意味がない。入れない方がマシである。それを先生に質問してみると、「昔は確かにありました。でも、今のペースメーカーは、昔のものと違ってとても性能が良くなっているので動作不良が起こることはありません。少なくとも、うちの病院では、過去1例もありません。」ということだった。 実際のものを3種類程見せてもらったが、「これが昔使っていたもの」と見せてもらったものよりだいぶ薄くて小さくなっている。今回母親がお世話になった病院では、3社のペースメーカーを使用しているが、どこの会社のものも差はない、ということだった。(本当かしら?) 心臓の手術というと、とても大がかりなものというイメージがあったが、やってみるとそうではなかった。切った傷の大きさは5センチくらいで、外科ではなく内科の先生が治療にあたった。 傷の部分を見せてもらったが、そんなに目立たないし、どこに入っているか全然わからない。痩せている人だったらわかるのかもしれないが、うちの母親の場合、脂肪が沢山ついているので、脂肪に覆われてしまってどこも特別出っ張って見えない。太っていたことが役に立った数少ない例である。 現在、治療から5ヶ月程経過したが、本人は体調が良いらしい。治療前は、夜寝ていて心臓がドキドキしたことが結構頻繁にあったらしいが、今はそれが全然ないと言う。呼吸をするのも以前より楽になったということだ。 私は「そうなんだ。へー、やっぱり違うんだ。」と、ちょっと驚き。良い方向に持っていくために受けたので当たり前なのだが、効果があるんだなぁと思った。 「ペースメーカー」は、いつも心臓の動きを調節しているわけではなく、動きが乱れたな、という時にだけ「ピピッ!」と正しい信を送って動きを正常に保つらしい。なので、正しい動きをしている時は、自分の心臓の自力で動いているということだ。 「ペースメーカー」って、恐いものだと思っていたけれど、昔と違って性能が良くて賢いんだね。 何より、母親本人の調子が良くなったということが一番だ。 |
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