| 何が恐いんだろう? |
病気が恐い? |
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☆大切なこと
今日1日のことを考える |
| 私は、生まれつき「先天性肝門脈閉塞症」という病気がある。 漢字で書くと難しい病気みたいだが、簡単に言えば「ある部分の血管が少し細い」というだけの話。シンプルなことなのである。 なので、自分では病気があることが特別なことだという意識はあまりない。赤ん坊のころ、気がついたら周りにお医者さんや看護婦さんがいたので、先生や看護婦さんが恐いということも無かったし、病気は恐いという思いも特に無かった。 ただ、「自分は長生きはしないんだろうな。」とは、漠然と思っていた。 「ここまで生きちゃった」で書いたように、本当に今生きていることは「予定外」である。予定外に結構生きてくると、「長生きするのかも・・・。」と思い始めたりする。そういう欲が出てくると病気になるのがちょっと恐くなったりする。 健康に自信のある人は、「自分は病気になるはずがない。」と思い込んでいるフシがあるように思う。そして、いざ医師から「あなたは○○という病気です。」と言われると、とても大きなショックを受けるのだ。「何故自分が?」と、疑問に思う。でも「何故?」と言っても、そうなる原因がその体の中で起こってそうなったので、「何故自分が?」に対する明確な答えはない。ショックを受けるということは病気に対する「恐れ」があるということ。 人は何故、病気が「恐い」のだろう? まず、病気になると、生活が不便になることが多い。体のどこかが上手く動かなかったりすると、日常生活が不便である。そういう不便さはできればさけて、毎日快適に過ごしたいと思うものだ。 それから、「痛み等の不快感を感じて苦しい」というのがある。苦痛を感じるのはつらい。痛いのもだるいのも気持ち悪いのも、どれもあまり感じたい感覚ではない。 あと、治療を受けると「医療費」がかかる。これも、使わなくていいお金を使うことになるので、楽しくない。あまり高額になってくると、生活が危うくなってくる。「体を取るか、生活を取るか」の選択はシビアである。 そして、なんといっても、「死んでしまうかもしれない。」という恐怖に襲われる。 その恐怖を一番感じる病気は、やはり「癌」ではないだろうか? さすがの私も、「癌」と言われた時は目の前が暗くなり、絶望感に襲われ、とても悲しくなった。 しかし、私は現在生きている。当時、「もう死んでしまうんだ。」と思って悲しかったのは、一体何だったのか? 自分の思いこみでしかない。 「癌」という響きの持つイメージが「恐い」という感情を引き出すのだが、これは自分が勝手に感じているだけであって、「癌」が感情をコントロールしているわけではない。体の中にただいるだけである。 本当は、癌を始めとする病気に対して「恐れ」を感じる必要は全くないのではないだろうか?体の中に「いる」ということに対して、その対策を考えればいいのである。 人間は、恐怖を感じるようにできている。これがないと困る。自分の身に危険が迫ってきたときに全く恐怖を感じなければ、命を落としてしまう。危険から身を守るために「恐い」「危ない」と感じることは必要である。 病気に対する恐怖があるから、「食べ過ぎに注意しなければ」とか「ちょっと運動しようかな」とか思って、健康に気を遣うわけである。それはそれで役に立っている。 でも、「病気になったらどうしよう?」と、あまりに大きな恐怖心を持つことはない。そして、いざ病気になった時に「自分はどうなるんだろう?良い治療方法はあるのだろうか?完治するのだろうか?」とビクビクして毎日を過ごすのは、時間の使い方としてもったいない。自分の病気のことを良く理解し、コントロールできる部分については「どうやってコントロールしようか。」と対策を考えれば良いのである。 そもそも、病気があることって、そんなに悪いことなのだろうか? 日々、快適な状態で過ごすことが一番良いが、病気があっても、その条件の中で快適に過ごせばいいと思う。 「自分はあと少ししか生きられない。」という思いに心が占領され、毎日毎日絶望的に生きるより、お迎えが来るその瞬間まで笑って楽しんで過ごすことの方が幸せなのではないだろうか? お医者さんから「あと3ヶ月です。」と予言されて「どうしよう。もう終わりだ。」と思って人生に絶望して自殺してしまっては何にもならない。 言われた瞬間は「そっか、3ヶ月か。」くらいに思って、できる対策を考えて実行し、あとは病気のことは忘れ、普段と変わらず過ごせばそれでいいんじゃないかと思う。 3ヶ月と言われてそれ以上長く生きる場合もあるし、本人があと30年は生きると思っていて3日後に亡くなる場合もある。 「死ぬ」ということに焦点を合わせるから病気が恐くなるのである。「生きる」ということに焦点を合わせると、楽になる。 あなたは病気が恐いですか? |
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