けっこう元気な不健康な人々

なんて強運な私・・・。



私は、生まれたときから血管が細い部分が1カ所あった。
ゆえに赤ん坊の時から病院にずっとお世話になるハメになった。注射だ点滴だレントゲンだと、毎日のように痛い思いをしなくちゃいけない。他の子、いや大人だってこんな思いしていないのに・・・。
小さい頃は、自分のことを「運が悪い」と思っていた。体の具合が良くないので、元気がないし、思い切り遊んだりできない。体だけでなく、精神的にもそうなっていき、自分に自信がもてなくなった。親にも苦労かけて悪いと思ったし、逆に、親が健康な体に産んでくれなかったのを恨んだりもした。「私はなんて運が悪いんだろう。」長い間、それが私の中での結論だった。

がしかし、何回か他の病気になったりしているうちにふっと気づいたのである。「本当にそうか?」と。病院の先生も「あなたも色々大変だねぇ。」と言うけれど、本当に運が悪ければ、とっくの大昔に私はお亡くなりになっているのではないだろうか?何回も入院していても、今こうやって普通に生きているんだもん。
私は自分の大きな過ちに気づいた。そして新しい結論に到達した。「私はとっても運が強い!!」神様に生かされているに違いない。世の中に必要な人だから今生きているんだ、きっと。

この世の中で普通に暮らしている人達の中で、100%まるっきり健康体で、1回もその体を”修理”したことがない人なんて、一体どのくらいいるのでしょう?
例えば、風邪をひいたことがあったり、足の骨を折ったことがあったり、頭痛持ちだったり、肩こりがあったり、盲腸の手術を受けていたり・・・。ほら、ちょっと考えてみれば、ほとんどの人はなにかしら”不健康な状態”になったことがある。生まれつき大きな病気を持っていたり、生きている途中でごたいそうな病気と出会ったりして「私は健康じゃないから・・。」と、自分に自信が持てないでいる人がもしいたら、そんなこと全然気にする必要はなし!だって、周りを見てごらん。不健康な人達でいっぱいでしょ?病院はあんなに混んでいるでしょ?それでもみんな「私は健康よ。」って顔して平気で暮らしてるんだから。

しかし!そこであなたはまだこう言うのだ。「病院に行くのはお年寄りが多い。それに風邪をひいても、何日かすれば治るもの。持病がある私とは違うから・・・。」

確かに長年生きていれば、それだけ痛んでくる(なにせ”生もの”だから)のは当たり前。でも、お年寄りの中にも元気な人はいるし、病院で混雑しているのは小児科も一緒です。
子供だって若者だってまるっきり健康というわけでもない。
それに、だいそれた病名を持っていれば偉いかというとそうでもない。
花粉症だって、ぜんそくだって、水虫だってそれぞれみんな持病だし、苦しいことにかわりはない。
ごたいそうでもごたいそうでなくても、あなたが思っているより多くの人が、持病とともに毎日暮らしている。

あなたがもし、病気だとしても、大きな病気を持っていることを「運が悪い」と思ってはまずい。ますます不健康になってしまう。
「運が悪い」と思う必要はないのだ。
だって、本当に運が悪ければ、この世に生まれてくることすらできなかったんじゃないかな?運が強いから生まれてこれたんだよ、きっと。世の中のたくさんの不健康な人々は、結構平気な顔して元気に暮らしているのだ。

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