夏の忘れ物・・・してない?



この夏1番楽しかった
ことは?

今年は夏らしい夏
じゃないけど、
でもやっぱり
夏は夏だよ。
お気に入りシリーズ 第2弾
お気に入りの先生と看護婦さん



外来でも入院病棟でも、担当の先生がいい人かどうかで患者の運命は相当変わる。

それは、ただ単に若くて格好いい(あるいは若くて美人)先生とお話したいとかいうことだけじゃなく、その先生が信用がおける人物かどうかということが重要な問題なのだ。

信用がおける人とは・・・?
それは自分が「この人、好き。」と直感的に思える人だ。
自分の体をあずけるわけだから、自分の生き方や考え方に合わない人では困る。自分のことをわかってくれる人、つまり自分と合う人が望ましい。

もし、自分と合わない人、「この人やだな。」と感じる人に当たってしまった場合はどうしたらいいんだろう・・・。
その時は、思い切って担当、あるいは病院を変えてもいいと思う。あとで「こんなはずじゃなかった。」と後悔しても、取り返しがつかないもんね。
「こんな人、なんで医者やってるんだろう?」なんて人に、自分の命をあずけることはない。

そこで、やはりこうなるのだ。


好きな(お気に入りの)人を探そう!

入院生活に自分のお気に入りグッズが必要だということは前回書いたが、周りにいる人達の中に自分が「好きだな。」と感じる人が一人でも多くいると、これもまた毎日が楽しくなる要素が増える。
人間についてもお気に入りが周りにいた方がいい。


<私のお気に入り田代先生>

子供の頃入院した病院に、当時私が大好きだった「田代先生」がいた。
いたといっても、研修医として見習いにきていただけで、私が退院する前に来なくなってしまったのだが。
「田代先生」がもう来ないと知った時は、子供心にもショックだったことを今でも覚えている。
ちょっと色白で、優しいお兄さんという感じが気に入っていたのかもしれない。(子供のころ、優しいお兄さんに憧れていた。)だから、「田代先生」がお話に来てくれるとウキウキドキドキして嬉しかったなぁ。
私の中の美しい思い出です。


<優しい看護婦さん>

もう名前は覚えていないけれど、田代先生に出会ったのと同じ頃いた看護婦さんの中で、大好きな人がいた。
やはり色白で、華奢で、はかなげな感じのする人で、とても優しかったという記憶が残っている。
ちょっとしたわがまま(注:私は別にわがままな子供では決してありませんでした。)を言ってもきいてくれたし、「どうお?何してるの?」なんて病室に来てはお話相手になってくれたし。
理由はともあれ、私もうちの母親も、その看護婦さんのことを気に入っていた。

あの看護婦さんに会って「今、こんなに元気なんだよー。」って言いたいな。

<お気に入りじゃない看護婦さん>

お気に入りの看護婦さんとは逆に、お気に入りじゃない看護婦さんもいた。

今考えると、とてつもなく横暴な理由で嫌いだった。
その理由は、その看護婦さんがいつも大きな注射を持ってやって来るというものだった。
直径が3センチくらいありそうな注射器を持って、私のところへやって来るのだ。

まだ新米の看護婦さんだったので、注射のうち方もそんなに上手ではなかったから痛いし(前述のお気に入りの看護婦さんは、そういえば注射が上手だった。)、注射器が大きいので、中に入っている黄色い薬を全部体に入れるのに時間がかかり、その間じっと動かないで我慢していなければならなかった。

だから、「あの看護婦さんは私に痛みと苦しみを持ってやって来る。」という意識が出来上がってしまい、お気に入りじゃなくなったのだ。
看護婦さんにしてみれば、なんて迷惑な話だろう。ただお仕事をしているだけなのに・・・。

ある日、私はその看護婦さんにひどいことをしたことがある。
同僚と思われる看護婦さんと並んで廊下を歩いていたその看護婦さんを見かけた私は、「あっ、あの人だ!」と思って、その後ろ姿に向かって「バーカ!」と言ったのである。
看護婦さんは振り向かないで、そのまま歩いて行ってしまったが、結構近づいて言ったから、絶対に聞こえていたはずだ。
なんて心ない事を言う悪ガキなんだろう。若い看護婦さんはとっても傷ついたに違いない。

でも、その時の私は正直にそう思っていたんだなぁ。
今はとっても悪いことをしたと思っています。ごめんなさい。


<色黒で気の優しい竹内先生>

小児科の担当の先生は「竹内先生」だった。
見かけはちょっとごつくて色黒なんだけど、「自分は患者さんが可哀想になるから外科はできない。」という人で、「子供をなんとか助けたい。」と思っているらしかった。

実は、竹内先生は私と同じ血液型で、血が足りなくなった時に私に血をくれたのです。
だから、私の体の中には「竹内先生の血」が入っているのだ。(こんなに時間が経っていると、もうすっかり浄化されてかけらも残っていないだろうけど・・・。)

でも、私が血をいただいたのは竹内先生だけじゃなく、色々な人がいるんだ。皆さん、どうもありがとう。

ちなみに、おじいちゃんも「俺の血もとってくれ!」と、田舎からわざわざ出てきてくれたんだけど年齢制限にすでにひっかかってしまい「おじいちゃん、気持ちだけでいいからね。」とことわられたらしい。


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