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これは女性の問題に限ったことではありませんが、家族の中に病人がいると、周りは大変だと思います。
私の場合は、自分がずっと家族に迷惑をかける方の立場だったので、自分の存在に対して非常に罪悪感を持っていました。
病人がいると、具合が悪ければ病院に連れて行き、長期の治療が必要であれば入院の手続きをしなければならず、医療費だってかかり、家族一人一人の自由な時間が奪われます。
経済的にも精神的にも体力的にも、負担が大きくなります。私の場合は、周りの人、特に両親にそういう負担をかけていることがとてもイヤでした。
大人になってしばらく時間が経過した時、母親が入院することになりました。
この時、私は嬉しかったのです。親が入院して、本人は苦しい思いをしているのに「嬉しい」とは不謹慎なのですが、でもそうだったのです。何故って、今までずっと、「看病してもらう側」の人間だったのが、初めて「看病する側」になったのですから。
家の中に病人が出て一番の問題は、やはり経済的なことだと思います。手術等の治療は勿論、薬代や入院費だけでも、日数が長くなればそれだけ金額も大きくなります。それを全部払っていくのは、大きな負担になり、生活に直接影響してきます。
そんな経済的負担を減らすために「高額療養費制度」というものがあります。ご存知ですか?国民健康保険の被保険者が払った医療費が一ヶ月の決められた限度額を超えた場合、超えた分が戻ってくるという制度です。払い戻される金額は、所得や年齢によって違います。
昭和7年9月30日以前に生まれた方および75歳以上の方は、老人保健法が適用されるため、対象外となります。
「高額療養費制度」を利用するには、申請をする必要があります。せっかくある制度ですから、ぜひ利用できるものは利用して少しでもお金がかからないようにした方がいいと思います。
但し、これらは保険診療の対象となる請求分についてです。保険適用外の分は高額療養費には入りません。
「高額療養費制度」は、支払われるまで時間がかかります。その間厳しい場合は「貸付制度」というものもあります。高額療養費支給見込額の9割までを、無利子で貸してくれるという制度です。高額療養費が支払われたら、それを返済に充てれば良いわけです。役所によってやってくれるところとそうでないところがあるようなので、確認してみるのが良いでしょう。
1回借りて返すのではなく、直接、病院と健康保険組合がやり取りしてくれる「高額療養費受領委任払い制度」というものもあります。
「貸付制度」や「高額療養費受領委任払い制度」は、誰でも利用できるわけではありません。低所得で、高額な一部負担金の支払いが困難な世帯であるとか、災害や失業等により生活が著しく困難であると認められる世帯であるというように、一定の条件に当てはまる人が利用できます。本当に困っている人を救済するシステムなのです。
また、病院によっては受け付けてくれないところもあります。
でも、もし、本当に困ってどうにもならないという状況になった時に、このような制度があることを知っているのと知らないのとでは、全く違ってきます。万が一の時は、相談してみる価値はあると思います。
詳しい内容については、お住まいの役所の国民健康保険課や社会保険庁に聞いてみて下さい。
<参考>
・社会保険庁 http://www.sia.go.jp/
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