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日本人の死亡原因の1位は「癌」ですが、癌の中でもその部位を見てみると、大腸癌の数が近年増えています。特に、女性の大腸癌が増えており、2003年には女性の「大腸癌」死亡数は胃癌を上回りました。
大腸というのは、肛門に近い部分の「直腸」とそれより上の部分の「結腸」に分かれます。なので、大腸癌というと、結腸癌と直腸癌を合わせたものを言います。以前は、日本の女性は「結腸癌になる頻度が低かった」のですが、戦後、段々と「結腸癌」が増加してきています。
長年に渡って、大腸癌の原因のひとつに便秘が挙げられていました。
私たちの腸の中には100種類もの腸内細菌が住みついていて、胃や小腸で消化されない物を餌にして繁殖しています。便秘が続くとその腸内細菌のバランスが崩れ、悪玉菌が増えてしまいます。
大腸癌は、日本人の食生活が肉の多い欧米化されたものになってから増えた病気ですが、肉等の脂肪の多いものを食べると、それを十二指腸で分解するために胆汁が分泌されます。脂肪を分解して残った胆汁は、胆汁酸として大腸に行きますが、バランスが崩れた腸内細菌によって発ガン物質に変化し、それが大腸の腸壁を刺激して癌化しやすいということです。
ただでさえ、食生活の変化によって大腸癌になる危険が高くなっているのに、便秘をしていると、便とともに長い間大腸にとどまることになり、大腸癌になる危険が更に高くなってしまいます。
でも、便秘がちの人とそうでない人との大腸がんリスクは変わらないという調査結果があります。むしろ、下痢気味の人の方が直腸癌になりやすい傾向にあるとのことです。この場合の「便秘がち」とは、週に2〜3回の排便があるという程度の場合です。週に1回しかないような場合、便秘が大腸癌に対して問題ないと言い切れません。
大腸癌の検査は内視鏡で行います。女性の場合、大腸癌の検査にはどうしても抵抗があると思います。でも、早期であれば、ほぼ100%治ると言われているのを考えると、「恥ずかしいから」とばかりは言っていられません。女性の消化器内視鏡専門医が常勤している病院もあるので、抵抗がある方は女性医師による診察や検査を希望してみても良いと思います。 |
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